こんにちは。
講師の井手 麻美(いで まみ)です。
先日はグラニュー糖をラカントで代用する場合の注意点をブログで書きました。
今日はラカントで作るクッキーがどうしてまずくなるのか?
という題目でブログを書いてみました。
ラカントで作るクッキーがまずくなる理由
ラカントで作るクッキーがまずくまたは、失敗する理由は
① クッキーのおいしい作り方を知らない(ラカントとは別の問題)
② ラカントの特性を知らない(砂糖との特徴の違いが分かっていない)
大きく分けて、この2つの理由が原因です。
①についてはクッキー作りに問題がありますので、ラカントを使うから失敗するというわけではありません。
まず私は今まで何百人という生徒さんを見てきて分かったのが、
「おいしいクッキー作りができない人が多い」
ことに気づきました。
お菓子作り初心者がまず初めに作るお菓子と言えば
・クッキー
・パウンドケーキ
などの工程が少ない焼きっぱなしのお菓子です。
でも私から申し上げれば、クッキー・パウンドケーキは意味作るのが難しいお菓子なのです。
ある意味で=それは材料がシンプルなため、しっかりと作らないと味がわかりやすいし、食感もわかりやすい
からなんです。
クッキーの基本的な材料を考えてみてください。
バター・ラカント(または砂糖)・卵・小麦粉・塩
ですね。
すごくシンプルです。
一方、少し手の込んだ生菓子になるとクリームなどが入るため
あえて語弊をおそれずに言うと「クリームなどの味で少しはカモフラージュできるかも!?」
ということです。
だからなんですが、今まで当教室に来られた生徒さんの中に(結構多くいらっしゃるのですが)
「クッキーがおいしくできない」
「パウンドケーキがうまくできない」
と言われる方を多く見てきました。
そして作り方を見てみると
「やっぱりここで失敗しているんだ~」
と実感するのです。
じゃあどこで失敗しているのか?どこでまずくなっているのか??
ということになりますが
それは
「乳化がうまくできていない」
ことが原因です。
乳化とは、「油脂と水分を混ぜること」です。
クッキーで言えばバター(油脂)と卵(水分)をうまく混ぜることです。
一般的に油と水は混ざりあわない性質がありますが、お菓子作りでは乳化をうまくする必要があるのです。
話しは戻りますが、生徒さんでクッキー作りがうまくできない人を見ていると
「バターに卵を一度に入れて混ぜている」
ことが多いです。
確かにレシピ本にも「バターに入れる卵は数回に分けていれる」と書いてあります。
でもレシピ本では「じゃあなぜ、卵は数回に分けて入れる必要があるのか?」という意味までは言及されていません。
(本のスペース上、そこまで丁寧に書けないのだと思います)
「意味までは言及されていない」とどうなるのでしょう?
人は意味付けが分かるからこそ
「卵は分けていれないといけないんだ!」
と分かって、結果行動します。
でも意味がわかっていないと→卵を何度も入れないといけないのは面倒
と思うので、結果一度にドバっと入れてしまうのです。
だから私は、なぜ何度かに分けて卵を入れないといけないのかを生徒さんに必ず伝えています。
卵を何度かに分けて入れる理由は
「バターに卵を一度に入れると分離するから」
が答えです。
分離とは、うまく卵とバターが混ざっていない状態になります。
分離した状態のままクッキーを焼くとどうなるか?
食感が悪いクッキーになること間違いなし!!
つまり確実にまずくなる!!
でもたとえ卵を分けて入れたとしても分離することはあります。
その原因は
・卵は冷たい(室温に戻していない)
が多く見受けられます。
特に室温の低い冬は外気温の影響を受けて分離しやすくなります。
分離への対処方法
じゃあ分離した!と思ったらどうしたらいいのでしょうか?
【対処法】
・バター・卵の入ったボウルの下を軽く火であぶって、温度を上げる
・分量内の粉(低糖質スイーツなら大豆子やアーモンドプードル)を少量入れて混ぜる
が有効です。
分離以外の失敗要因もあります。
それは粉の混ぜ方です。
粉を入れてから、サックリと混ぜていない。
これ、すごく多いんです!!
サックリ混ぜる、、レシピ本にも書いてあるけどこれもなぜサックリと混ぜる必要があるのかが分からない
またはサックリと混ぜる方法が分からない方がすご~く多いのです。
当教室に通われている方は、「サックリ混ぜてください」と耳にタコができるくらい言われているかもしれません(笑)
粉をサックリ混ぜられていないとどうなるか?
食感が悪くなり、食べた時にクッキー特有のサックリした食感にはなりません。
以上が代表的な作り方の失敗理由です。
ラカントの特徴を知ると失敗は激減!
次はラカントとの特徴を理解していないから起こる失敗です。
・ラカントをちゃんと混ぜて溶かしていない
・グラニュー糖(またはその他の砂糖)のレシピをそのままラカントに置き換えて作った時に
ラカントの量が多すぎて、焼いたあとに出てくる
ことが失敗例として多いです。
ラカントは一定以上の量を入れると、あとで出てくる場合があります。
まずクッキーのみならず、ラカントやその他の低糖質甘味料を使ってお菓子作りを作る時に気を付けて欲しいのが
低糖質甘味料の特徴を知った上で作って欲しいです。
低糖質甘味料を使ったお菓子作りでの失敗は、この特徴を知らないことからきています。
ラカントは砂糖と同じ甘さなので分かりやすいのですが
他社の味の素・浅田飴から出ている低糖質甘味料は砂糖の3~4倍の甘さがあります。
当教室に来られて生徒さんの中でも味の素・浅田飴から出ている低糖質甘味料を使って自己流でお菓子作りを
された方がいるのですが、
「甘すぎて食べられなかった」
と言われていました。
つまり甘すぎる理由は、その使った低糖質甘味料が砂糖の3~4倍の甘さがあるからです。
有料級のノウハウを公開する理由とは?
いかがでしたでしょうか?
今回書いた記事はレシピ本にも書いてあることもあるのですが
しなくてはならない理由についても言及してみました。
正直、有料級の低糖質スイーツ作りのコツを書いています。
なぜ今回有料級のノウハウを記事にしたかといえば、それは一度自己流で低糖質スイーツ作りを失敗してしまうと
「私はセンスがないから」
「私は不器用だから」
とあきらめてしまう方が多いので、とても残念に思っているからです。
今では低糖質スイーツ作りのレシピ本も数は少ないものの出版されています。
ですが私の見る限り、
お菓子作りに基礎をしっかり伝える
+
低糖質甘味料(ラカントなど)の特徴を解説したレシピ本は皆無です。。
お菓子作りに基礎を知らない+低糖質甘味料(ラカントなど)の特徴を解説していない
=だから作ると失敗するという確かな構図ができています。
ラカントでクッキー作りが失敗した方は一度参考にして、作ってみることをおすすめします。
今回書いた内容を実践してもうまくできない方もいるでしょう。
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今回書いた内容を実践してもうまくできないのは、その他の理由で失敗しています。
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