こんにちは。講師の井手 麻美(いで まみ)です。
低糖質スイーツと言われても、どれだけ低糖質なのか?
またはスイーツで摂っていい糖質量が分かっていないと、自分に必要かどうか分からないですよね!?
今日はどれだけ低糖質だったら低糖質と言えるのか?
または、スイーツで摂っていい糖質量がどれくらいなのか?考えてみたいと思います。
スイーツの糖質量8gの基準とは?
まず当教室の糖質制限スイーツ(低糖質スイーツ)作りで、生徒さんに作っていただくお菓子の糖質量は
1人分約8gまでとしています。
決して私が、適当に決めた数値ではありません(笑)
じゃあ何がこの8gという基準になっているのか?というと
北里研究所病院 糖尿病センター長 山田 悟先生が提唱されている「ゆるやかな糖質制限食」
の考えを参考にしています。
このゆるやかな糖質制限食という考え方では、
「ごはんも油も楽しむ糖質制限」dancyu ダイエット 監修 山田 悟 より引用
p.10
「ゆるやかな糖質制限」とはどの程度のものでしょうか?
基本的に以下の通りです
☆一食あたりの糖質摂取量=20~40g
☆一日の間食、おやつの糖質量=10g
☆一日3食+間食、おやつの糖質量=70~130g以内です。
一般的な食生活で皆さんが摂取する糖質量は一食あたり約80~100gです。
つまりこの本によると、おやつ(スイーツ)は一日10gまでが上限ということになります。
ゆるやかな糖質制限食の目的が「おいしく楽しく続けられる食事法」なので、基準値内であるならば
スイーツも食べて良いということです。
今までの健康・ダイエットではスイーツを食べることは、NGでした。
でもゆるやかな糖質制限食の場合は、スイーツが場合によっては食べられるということです。
この「場合によっては」というところがポイントです。
では、一日のスイーツの糖質量の上限が10gとはどんなものが食べられるのでしょう?
例えば市販の板チョコで言えば(ここでは通常の砂糖を使ったもの)、
24等分にしたものを約6枚ほど食べられます。
一般的なシンプルな丸いクッキーの場合なら、約2枚分です。
日常的にスイーツを常食されている方からすれば、食べるだけマシ!だと言えるならいいですが、
少し物足りなく、そしてこれだけ??みたいな量です。
(以前の私ならそう思います)
糖質制限スイーツなら糖質量8gで何を食べられるか?
でも、当教室の糖質制限スイーツならどれくらい食べられるのか比較してみます。
デコレーションケーキも糖質制限スイーツ作りでは作れます。
糖質制限スイーツで言えば、1カット約3.5g!!
上限の10gにもまだまだ余裕があります。
一方、市販の砂糖・小麦粉を使ったデコレーションケーキ1カットの糖質量は約30gもあります。
とてもとても食べられた糖質量ではないのを、分かっていただけますでしょうか?
当教室では、糖質量を下げるために天然素材100%で作られたエリストリールを主成分とした甘味料を使っています。
でも、安全性を心配して抵抗のある方もいます。
「カロリー制限の大罪」 山田 悟 より引用
p.181 甘味料
糖アルコールや人工甘味料は、ロカボ(ゆるやかな糖質制限)を実践する上では絶対にはずせない食材ですが
安全性を心配して、手に取ることを躊躇する人もいまだ多いようです。
しかし、実はそのほとんどが偏見や誤解によるものです。
日本でよく使われているエリストリールは、果物の発酵食品から抽出されるなどした天然由来の甘味料で、
糖アルコールに分類されます。
摂取すると小腸で吸収され血中へ移動し、そのまま尿で排泄されるためエネルギーにならず、血糖値も上がりません。
アメリカの食品医薬局FDA,、ヨーロッパの医薬品庁EMAとともに、摂取する上限量を設定する必要がない、極めて安全な食品
に分類しています。
(中略)
人工甘味料の安全性を問うよりも、多くの日本人が糖尿病をはじめとする生活習慣病との闘いを余儀なくされている今、
先に解決すべき問題に目を向けるべきです。」
糖質制限スイーツを日常生活に取り入れる意味
では、血糖値が高くなるとどういったことが体では起こるのでしょう?
「ごはんも油も楽しむ糖質制限」dancyu ダイエット 監修 山田 悟 より引用
p.133 血管内皮細胞を傷つけ認知症リスクを高める血糖値変動
「何よりも害となるのは、食後血糖値が大幅に上昇し、血糖値の変動が大きくなることです。
(中略)血管内皮細胞の死滅は、血糖値が変動するパターンに際立って多いことがわかります。
別の研究論文では、食後高血糖がたかくなる人ほど、さまざまな脂肪率が高まることも発表されています。
血糖値が大きく変動すると、血管に負担がかかり、さまざまな悪い症状を引き起こすのです。
(中略)
血糖値の変動が大きい人ほど、認知機能評価が高まることを示しています。」
どんな健康な人でも食べ物を食べると食後には血糖値は上がります。
でも、糖質の高い食べ物を食べるほど血糖値の上昇は大きくなります。
ということは、市販の砂糖・小麦粉を使ったスイーツは糖質が多いので、やはり急激に血糖値を上げてしまいます。
私も実は、つい1年くらい前までは砂糖・小麦粉を使ったスイーツ作りを教えていました。
でもあることがキッカケで、考えを180℃転換せざるを得なかったのです。
その出来事とは、自分の健康診断です。
項目の一つに、少し数値が悪化しているところがありました。
病院に行かなければいけないほどの数値ではありませんが、これは何かの予兆??と感じ取りました。
そして、当時の可能性の一つである「砂糖・小麦粉を使ったお菓子」を食べること、そして何よりも生徒さんに
自分が伝えているお菓子作りのことを深く考えさせられました。
正直言って、心底3か月ほどは悩みました。
このまま砂糖・小麦粉を使ったお菓子作りを教えていくか、
もしくは方向転換をするか??というふうに。
結果、「生徒さんの未来にとって有益で、健康を維持できるお菓子作りを伝えたい」と思い、今に至っています。
また生徒さんのみならず、ご家族・友人など生徒さんの大切な人にも喜んでいただければと思っています。
ただ同時に思ったのが、食べておいしく・見た目も砂糖・小麦粉を使ったお菓子作りと変わらないものを
生徒さんに伝えたいと思いました。
それは食生活は、おいしく・楽しく・続けられるものでなければならないと思っているからです。
確かに20代の頃は、一日にケーキを2つ食べても外食続きでも健康診断でそんな数値が出ることはなかったです。
でも私も今年で40代突入!!
20代の頃は大丈夫だったけど、徐々にインスリンの出が悪くなったり、インスリンの効き目が落ちてきます。
それは今までの食生活の積み重ねもありますが、体質もあります。
(インスリン・・・すい臓から分泌される血糖値を下げるホルモンのこと)
糖質制限スイーツ作りは関係ないと思っている方へ
じゃあ、糖質制限スイーツは完全な健康体の私には必要ないのでは!?
とおっしゃるかもしれません。
いえいえ、実はそうではなく健康体の方こを糖質制限スイーツを取り入れていただきたいです。
実は40代の7~8割の方が血糖異常者だと言われています。
でも健康診断で、引っかからないタイプの「隠れ糖尿病」の方もいるそうです。
ゆるやかな糖質制限の基準を参考にした当教室の糖質制限スイーツは、
通常の砂糖・小麦粉を使ったお菓子作りとなんら遜色のないものばかりです。
実際、生徒さんも
「低糖質だと言われなければ、分からないほどおいしい」
とおっしゃっています。
つまり、食べると結果的に低糖質だったという感覚だとおっしゃっていました。
【通常の砂糖・小麦粉を使ったお菓子作り】
おいしい、キレイ、高糖質、太る
【糖質制限スイーツの場合】
おいしい、キレイ、低糖質、脂肪がたまりにくい
同じおいしいお菓子作りなら、どちらの方がメリットが大きいでしょうか?
やはり、おいしい、キレイ、低糖質、脂肪がたまりにくい糖質制限スイーツの方がメリットが大きいのではないでしょうか?
当教室の糖質制限スイーツ作りは、低糖質なだけでなくオシャレでおいしいお菓子作りです。
そのため大切な人のプレゼント用に作って持参されたり、お友達との会食などに持参されています。
先日来られた生徒さんは、ダイエットと健康を気にされている女性の方とお家で会食だったのですが、当教室の
桃のタルトを持参されました。
みなさん、とても喜ばれていたと連絡をくださいました。
講座の詳細は、以下のリンクをご覧ください。
初回レッスンは、特別価格で受講できます。
奈良のシュクセお菓子教室
住所:奈良県生駒郡斑鳩町興留1-8-22(最寄り駅:JR法隆寺)
電話: 090-3613-4237 (井手)
営業時間:10:00~17:00
大切な方にプレゼントできる糖質制限スイーツ講座の詳細:https://www.succes-gateau.com/