こんにちは! 講師の井手 麻美(いで まみ)です。
生徒さんを見てきて、通常の砂糖・小麦粉を使ったお菓子を日常的に作られている方でも低糖質甘味料で
お菓子を作ると失敗されます。
ちなみに当教室では、サラヤ株式会社のラカントホワイトを使っています。
このラカントホワイトの特徴をカンタンに言えば、通常のラカントは茶色なんですが、グラニュー糖に似た
真っ白な甘味料なので、色を付けたくないデコレーションケーキなどお菓子作りにはとても使いやすいです。
そして、ラカントの主成分はエリスリトールという、果物など食べ物を発酵させたものかららできているので、
他社との違いは「人工甘味料不使用」という点です。
エリスリトールは、米国FDA(保険局)・WHO(世界保健機構)も極めて安全性の高い甘味料と言っています。
ラカントを使ったお菓子作りが失敗する5つの理由
そこでラカントを使ったお菓子作りの失敗理由を考えてみました。
理由その① ラカントと砂糖の違いが分かっていない
理由その①を知らないのが一番、失敗原因につながります。
確かにラカントは、カロリーにもならず・血糖値も上げないすぐれものの甘味料です。
でも、砂糖の特徴である、保水性・保存性などの特徴は砂糖に比べて低いと言えます。
たとえば、ジャムを作る時にラカントで作ると保存性が低いため、腐敗しやすくなります。
ですからラカント単独でジャム作りは推奨できません。
また砂糖は卵を泡立てる際に、泡立ちを安定させる作用があります。
でもラカントには泡立ちを安定さえる特徴がないため、卵の泡立て具合に気を付ける必要があります。
またラカントだけでなく、他社から他の低糖質甘味料も発売されています。
商品によっては、砂糖の3~4倍ほどの甘さのある低糖質甘味料もあるため、それぞれの低糖質甘味料の
特徴を知る必要があります。
【参考記事】
理由その② 出来上がったお菓子がジャリジャリする
この失敗も多いです。
砂糖は液体にとけやすいですが、ラカントは砂糖に比べると溶けにくいです。
そして溶けるまたは、生地に入る量が砂糖は違います。
そのため、丁寧に溶かす作業と、入れる量の調整が必要です。
溶かしていないと、焼きがったお菓子がジャリジャリした食感になり残念な出来上がりになります。
またラカントだけでなく、他の低糖質甘味料も併用することでじゃりじゃり感や食感がUP・後味が良くなります。
この甘味料の使い方が低糖質スイーツ作りの肝になってくるのです。
理由その③ 低糖質スイーツは砂糖を低糖質甘味料に変えればいいだけだと思っている
これは大きな失敗の元となります。
今まで多くの生徒さんを見て来て思ったのが、普通のお菓子レシピ掲載の砂糖をそのままラカントに置き換えて低糖質スイーツ作りをされます。
これは大きな失敗の元で、必ずと言っていいほど失敗します。
そもそも砂糖とラカントでは先述の通り、特徴が違う訳ですから
単純に置き換えでは上手くいくはずがありません。
そして選ぶレシピを間違えると、必ず失敗します。
当教室のレシピは全くのオリジナルとなり、他では学ぶことができません。
(ただし当教室養成講座卒業の教室の先生は私と同じレシピを使用されています)
当教室のレシピは甘味料の特徴・粉の特徴を考え抜いて作ったものとなります。
ですので失敗はしません。
確かに砂糖を低糖質甘味料に変えるだけでも、ある程度の低糖質にはなるでしょう。
でも意外な盲点があります。
それは小麦粉です。
実は、お菓子によく使われる小麦粉は乾燥した状態で約70%が糖質です。
つまり100g小麦粉を使えば、それだけで糖質を70gも摂取することになります。
小麦粉には糖質が多く含まれているので、低糖質スイーツでは極力控えて作ります。
理由その④ 代替粉の特徴を知る必要がある
では、小麦粉の代わりに何を使うのか?と言うと
小麦ふすま粉・大豆粉・アーモンドプードルなど糖質の少ない粉類を使います。
それぞれの粉にも特徴がありますので、粉の特徴を知った上で使うことが必要です。
よく質問されるのは、米粉を使うんですか?と聞かれます。
残念ながら、米粉も小麦粉と同じくらい糖質の多い食品です。
【参考記事】
糖質制限スイーツでは、糖質量を減らすことを主目的にしているため、米粉も使えません。
グルテンフリーが昨今はやっていますが、ある研究結果ではグルテンを減らしすぎると逆に心臓疾患が増えるという結果が出ています。
グルテンフリーはグルテン不耐症の方には、必要です。
でもグルテン不耐症でない方には、やり過ぎると逆効果の場合もあるようです。
理由その⑤ 低糖質にするだけでなく、低カロリーにしたいから卵・乳製品も使わず作るとおいしくない!!
最近の研究では、カロリー制限はやせるけど、継続して行うにはムリがあり、場合によっては健康を害する可能性がある
という研究結果も出ています。
バターを敬遠される方がいるのですが、糖質制限スイーツでは大豆粉・ふすま粉などの代替粉を使います。
ふすま粉は食物繊維が豊富で、ミネラルも含まれた優れた食品ですが、そのまま使うと
パサつきやすいのです。
そのパサつきを補って、味を良くする働きがバターにはあります。
また、良質なタンパク質を含んだ卵・乳製品を摂取することは、必要です。
卵・乳製品は腹持ちも良く、食べすぎを防ぐ効果もあります。
欧米の人は、肥満→糖尿病になります。
でも日本人の場合、肥満でなくても糖尿病になる人もいるので注意が必要です。
肥満であるなら、やせることは必要でしょう。
肥満でなくても糖尿病になる人がいる、ということからカロリー制限ではなく、糖質制限をすることが必要ではないでしょうか?
ラカントを使ったお菓子作りが失敗する5つの理由
以上が今まで多く見てきた失敗事例です。
もともとお菓子作りをしている方でも失敗しやすいのが糖質制限スイーツです。
でもポイントさえ分かれば、成功するとも言えます。
ご自分で上記5つのポイントを分かって、作れるという方はぜひ参考にして作ってみてください。
でももし、お菓子作りが初心者で分からない・細かいところもっと直接聞きたいという方は
当教室の「大切な方にプレゼントできるオシャレな糖質制限スイーツ講座」への参加をご検討ください。
生徒さんのほとんどが、大切な人(ご両親・ご主人・奥さん・お友達)にプレゼントされています。
また食べる罪悪感がないので、いつも頑張っている自分へのご褒美にも最適です。
以上が今まで多く見てきた失敗事例です。
もともとお菓子作りをしている方でも失敗しやすいのが糖質制限スイーツです。
でもポイントさえ分かれば、成功するとも言えます。
ご自分で上記5つのポイントを分かって、作れるという方はぜひ参考にして作ってみてください。
でももし、お菓子作りが初心者で分からない・細かいところもっと直接聞きたいという方は
当教室の「大切な方にプレゼントできるオシャレな糖質制限スイーツ講座」への参加をご検討ください。
生徒さんのほとんどが、大切な人(ご両親・ご主人・奥さん・お友達)にプレゼントされています。
また食べる罪悪感がないので、いつも頑張っている自分へのご褒美にも最適です。
【当教室低糖質スイーツ・パンと市販スイーツ・パンの血糖値比較動画】
シュクセお菓子教室
住所:奈良県生駒郡斑鳩町興留1-8-22(最寄り駅:JR法隆寺)
電話: 090-3613-4237 (井手)
大切な方にプレゼントできる糖質制限スイーツ講座の詳細: https://succes-gateau.com/
低糖質スイーツ動画講座:https://succes-gateau.com/lesson_movie/
低糖質パン動画講座:https://succes-gateau.com/lesson_online/
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メール:info@succes-gateau.com